室田昌子研究室
ー 居住環境デザイン・まちづくり ー
MUROTA MASAKO LAB.
Residential Environmental and Community Design
高校生・学生・外部の方々へ
私たちの研究室は、私たちの身近な地域が、人々が愛着を持って長く受け継いでいける地域となるよう、その地域らしさを大切にしながら居住環境の再生やコミュニティ再生、環境整備やまちづくりを進めています。
地域には様々な地域ならではの資源があります。例えば、地域の街並み、それぞれの家や店舗、お寺や神社、学校、病院、石積みや史跡、公園や広場、道路、歩行者空間、街路樹、街灯、駅や鉄道、河川や水路、水田や畑、山並み、森、お祭り、行事、商業活動、農業活動、地場産業、集会、人々の繋がりやネットワーク、地域団体、技能、人々の熱意、賑わいなどは、すべて地域の資源であり宝物です。
これらは、意外にも人々から注目されておらず、大切にもされていません。その結果、次第に消滅したり衰退したりしておりますが、なくなるとその大切さがよくわかるものの二度と取り戻せないものもたくさんあります。
これらの価値を見直し、評価を行い、地域の人々からもう一度活用される道筋を考えていかなくてはいけません。
研究室では、特に郊外地域等を対象として、空き家の増加する地域の居住環境の再生、空き店舗の増加する商店街の再生などを進めています。地域の方々が地域をどのように評価しているか、居住環境評価や来街者の商業環境評価を実施したり、どうすれば長く継続できる地域となるのか、地域の人々の愛着意識や誇り、定住意識を分析したり、商業地における賑わいや魅力創出とその評価、回遊行動の分析、まちづくり活動の効果の分析を行っております。
私たちはより良い地域の環境を創出し維持して、次世代に向けて受け継いでいかなくてはなりません。身近な環境の一つ一つがよりよい地域を形成し、よりよい国土を形成し、よりよい地球を形成していく1つの条件と考え、身近な環境の重要性を考えています。
是非、私たちの研究に参加しませんか?